2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『ムーラン・ルージュ新宿座』書評 井上理恵 「図書新聞」

11月26日発売の「図書新聞」(2011年12月3日付)で日本近現代演劇研究の大先輩である井上理恵氏に拙著『ムーラン・ルージュ新宿座』の書評「大衆的都市芸能の歴史的事象が初めて明らかにされる――章の展開と共に浮かび上がる、新宿ムーランの数奇な運命」をい…

都市文化の成立と帝国劇場展

企画協力者として参加した三菱一号美術館・歴史資料室「都市文化の成立と帝国劇場展」が下記の日程で開催中。 担当の方の話ではそれなりの好評とのことで、新規に展示パネルの追加もありました。 今年開場100年を迎えた帝国劇場を記念した企画展で、小規模な…

立川談志逝去

11月23日、立川談志、立川流家元逝去の報をテレビで知る。 寄席に頻繁に通った学生時代はあまり機会に恵まれず家元の高座を生で聴いたのは数える程しかなかった。が、幸運にも、2007年の早稲田大学演劇博物館企画展『古川ロッパとレヴュー時代』で直接お話を…

見世物小屋@花園神社 二の酉

11月14日(月) 今年は靖国神社の御霊祭へ行けなかっただけに、花園神社の酉の市は欠かせなかった。特に大寅興行社が仕切る花園神社ではお峰太夫・小雪太夫の共演が観られるので、入方興行社が仕切る靖国神社の今風の見世物とは異なる、往時の禍々しい雰囲気…

落穂ひろい① 菜川作太郎の『獄門島』

拙著『ムーラン・ルージュ新宿座――軽演劇の昭和小史』で取り上げなかった事柄の“落穂ひろい”を。 戦後のムーラン・ルージュ、昭和23(1948)年6月の上演作品に『獄門島』四場(菜川作太郎作・演出)がある。 横溝正史の探偵小説『獄門島』が雑誌『宝石』に連載…

『ムーラン・ルージュ新宿座』書評 森彰英 「中日新聞・東京新聞」

「中日新聞」「東京新聞」(2011年11月6日付)で森彰英氏に拙著『ムーラン・ルージュ新宿座――軽演劇の昭和小史』の書評「幻の劇場を生き生きと再現」をいただいた。 http://www.tokyo-np.co.jp/book/shohyo/shohyo2011110602.html 著者は活字によって、その…

『ムーラン・ルージュ新宿座』書評 矢野誠一 「岩手日報」

「岩手日報」(2011年10月30日付)で矢野誠一氏に拙著『ムーラン・ルージュ新宿座――軽演劇の昭和小史』の書評をいただいた。矢野氏は戦後のムーランに観客として足を運んだ一人であり、軽演劇の基本文献『エノケン・ロッパの時代』(岩波新書)の著者。あり…

『ムーラン・ルージュ新宿座』書評 野末陳平

「ムーラン・ルージュ研究家」の肩書きを持つ野末陳平さんにブログ(2011年9月10日)で拙著[ムーラン・ルージュ新宿座』の感想をいただいた。戦後ムーランの観客であり、第三次ムーランを率いた一人である野末氏の望外の讃辞、ありがとうございます。 http:/…

『ムーラン・ルージュ新宿――軽演劇の昭和小史』出版

昭和の戦前・戦中・戦後にかけ、日本の芸能史にその名を誇ったムーラン・ルージュ新宿座(昭和6・1931年−昭和26・1951年)に関する拙著『ムーラン・ルージュ新宿座――軽演劇の昭和小史』(森話社、2011年9月)が出版されました。 当時を知らない第三者の客観…