見世物小屋@花園神社 二の酉

11月14日(月)
今年は靖国神社の御霊祭へ行けなかっただけに、花園神社の酉の市は欠かせなかった。特に大寅興行社が仕切る花園神社ではお峰太夫小雪太夫の共演が観られるので、入方興行社が仕切る靖国神社の今風の見世物とは異なる、往時の禍々しい雰囲気が微かに漂うのが嬉しい。

夜の9時過ぎに駆けつけ最初の見世物は、小雪太夫の悪食。ちょうどこの回から新しい蛇にするというので、PTSD間違いなしのウルトラハード・バージョン(このフレーズももう聴けない)、今回は幸先が良かった。

小雪太夫 悪食
アマゾネスぴょん子 蝋燭
お峰太夫 火炎の術
超能力蛇の硝子抜け
双頭の仔牛のミイラ
手品箱 引き寄せの術
ニシキヘビ 

ニシキヘビは初代・花子が東日本大震災で亡くなった(享年13歳)らしく、5歳のチョロ太(名前うろ覚え)と8歳の花子2世。今年も脱皮した皮を無事にゲット。

入方興行社の興行主・入方勇氏が亡くなられ、いよいよ最後の見世物小屋となった大寅興行社。まだ三の酉があるが、少しでも多くの人が観て、見世物小屋の禍々しさ、猥雑さを記憶にとどめて欲しい――と書くと重くなるので、軽い気持で行って欲しい。さて、今年も授業で告知したが、学生はどのくらい観に行ったやら。